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論文

VPP500上におけるMDシミュレーションのベクトル計算およびベクトル並列計算

田中 靖久*; 横川 三津夫; 蕪木 英雄

計算工学講演会論文集, 1(1), p.105 - 108, 1996/05

短距離力分子動力学法(MD)プログラムをベクトル並列化し、MDのベクトル並列化手法を検討した。並列化は分散メモリ型ベクトル並列計算機である富士通VPP500上で行った。有力なベクトル化手法として知られるLayered Link Cell法をベースにしたベアリストの分割と粒子分割法を組み合わせた並列化手法を検討し、その並列化アルゴリズムの性能評価を行い、その特性を明らかにした。並列化アルゴリズム全体の性能評価を行った後、粒子数N=32000、プロセッサ数P=16の場合の並列化効率は約62.8%で、速度向上比は約10.0倍であった。

報告書

短距離力分子動力学法のベクトル並列化手法の性能評価

田中 靖久*; 蕪木 英雄; 横川 三津夫

JAERI-Data/Code 96-011, 32 Pages, 1996/03

JAERI-Data-Code-96-011.pdf:0.87MB

本研究では、分子動力学法(MD)のベクトル並列化手法を検討した。対象マシンは分散メモリ型ベクトル並列計算機である富士通VPP500とした。有力なベクトル化手法として知られるL.L.C.(Layed Link Cell)法をベースにしたペアリストのランダム分割と粒子分割法を組み合わせた並列化手法を検討し、その並列化アルゴリズムの性能評価を行い、その特性を明らかにした。

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